女性に多いO脚は骨盤矯正の施術以外で整えることはできるの？

2021.12.10

▶︎O脚とは

ひざの関節が外側にズレようとする力がかかることで、ひざが開いてしまった状態のことです。

O脚かどうかを判断するには、ひざ同士がチカラを入れずともくっついているかで判断できますが、

多くの場合、

壁に背中とお尻をつけて立った姿勢で腰に隙間がない骨盤後傾タイプに多く見られるようです。

どうしても、骨盤が後傾してしまうと、

大腿骨が骨盤に対して外開きの状態になりやすく、O脚になりがちです。

骨盤後傾位タイプは、ももの裏が硬い方が多いともいわれ、

逆に、骨盤前傾位タイプのO脚は内転筋と内旋筋が弱いことで起こるといいます。

 

 

▶︎O脚の原因について

主に、筋力不足やがに股、姿勢の悪さなどの生活習慣による原因があげられています。

先にあげたように、筋肉の中でも太ももの内側にある内転筋・大腿骨が深く関係しています。

がに股の場合も股関節を閉じる筋力が弱まっているために股が開いてしまった状態です。

そして、内転筋は骨盤を支える役割もあります。

この筋力が低下することにより、骨盤の歪みを引き起こし、O脚の原因になってしまいます。

なにより、骨盤まわりの筋肉が正しく使われていないことがO脚へと繋がるので、

骨盤矯正という施術を受けることが推進されています。

ちなみに、一部、先天性で生まれつき膝関節が変形する病気がありますが、

改善するには専門的な治療も必要になるので、医療機関に相談をしましょう。

 

 

▶︎O脚を整える方法

O脚を整える、改善する方法として、骨盤矯正がありますが、

それだけでなく、軽い開きであるなら、正しい歩き方で改善される場合もあります。

背筋を伸ばし、つま先を正面に向けるのがポイントです。

O脚ではひざがどうしても外側に向きがちなので、つま先を正面に向ける意識が必要になります。

さらに立ち歩きのみならず、骨盤矯正にも通じるのは座り方です。

椅子に深く腰掛けると思うのですが、座面に対して骨盤は垂直に立たせるのがポイントです。

骨盤後傾を改善できれば、ひざも内側に入りやすくなります。

また、座っている状態でひざに本をはさむトレーニングをすると、

内転筋の筋力も鍛えることができます。

 

 

▶︎専門家に相談

あまり効果が感じられないという場合や開きが大きい場合には

骨盤矯正を得意とする専門家に相談しましょう。

整骨院や整体院などが骨盤矯正を得意分野とします。

根本的な原因を取り除くことを目的にしていますから、

骨盤矯正もひとりひとりに合わせて行ってくれます。

それぞれO脚になってしまった原因は違うためクセを改善させてくれます。

もちろん、改善されてからも元に戻らないようメンテナンスも行ってくれます。