足は第二の心臓！？

2019.10.11

足裏のツボ押しというと、どうしても「痛い」という印象が強いかもしれません。

しかし、どうして足裏のツボを刺激すると、あのように痛みを感じることがあるのでしょうか。

また「足は第二の心臓」と言われる理由とは、一体何なのでしょうか。

足が第二の心臓と言われる理由

私たちの体には血液が巡っています。

この血液は、体の中心にある心臓がポンプとなって、隅々まで巡る仕組みとなっているのです。

そして、全身を循環した血液は、再び心臓へと戻っていきます。

それでは、どうして「足は第二の心臓」と言われるのでしょうか。

私たちの体には筋肉がついていますが、その筋肉の量は上半身と下半身とでは差があります。

実は、全身の筋肉量の3分の2は下半身へと集中しており、

歩くことによって下半身の筋肉を動かすことができます。

そうやって3分の2以上の筋肉に動きを与えることで、血液の流れを生み出しているのです。

だからこそ、ポンプの働きも持っている足は第二の心臓と言われているのです。

つぼからわかる身体の不調

足裏には、実にたくさんのツボが存在します。

それらを押すと、痛みを感じる部分も少なからず出てくるのではないでしょうか。

どのツボで痛みを感じるとどこが悪いのかというのを、詳しく頭に入れておくのは難しいのですが、

簡単なポイントさえ押さえておけば、自分でも足裏から体の不調を知ることができます。

まず、親指に刺激を与えてみましょう。

そこで親指が硬いと感じれば、それは脳に疲労がたまっている証拠です。

睡眠不足が続いたり、ストレスがたまっていたりする方は、

もしかしたら親指に硬さがあるかもしれません。

次に、土踏まずに刺激を与えてみましょう。

もしそれで痛みを感じたり、何かしこりのようなものがあると感じたりすれば、

それは消化機能が低下しているサインなので、普段の食生活を見直してみるといいでしょう。

普段よりもよく噛んで食べるようにするだけでも、体への負担を減らすことができます。

効果があるならやってみたい！

「ツボ押しは、どうせ痛いから」と今まで避けてきたという方も少なくないのではないでしょうか。

しかし、ツボ押しによって刺激を与えることは、

低下していた体の機能の活性化にもつながることなので、

健康に関心のある方はぜひ試してみてください。