ー骨盤矯正の診断はどう行う？正しく状態を見極めるポイントー

2025.11.28

骨盤矯正の診断が大切な理由

骨盤矯正は「とりあえず歪みを整えればいい」というものではありません。人それぞれ生活習慣も体型も違うため、まず現在の状態をしっかり診断し、「なぜ歪んだのか」「どこがどの程度ズレているのか」を把握することが大切です。正しい診断があってこそ、安全で効果的な骨盤矯正につながります。

骨盤の歪みが起こる主な原因を知る

骨盤の歪みといっても、その原因はさまざまです。例えば、長時間のデスクワークで同じ姿勢を続けている、片側ばかりで荷物を持つ、足を組むクセがある、運動不足で筋力が低下している、など日常のちょっとした習慣が積み重なっていきます。診断では、こうした生活習慣のヒアリングも行い、どのパターンに当てはまるかを整理していきます。

症状と骨盤の関係性をチェックする

骨盤が歪むと、腰痛や肩こり、猫背、冷え、むくみ、下半身太りなど、さまざまな症状として現れることがあります。骨盤矯正の診断では、今感じている不調と骨盤の状態にどのような関係があるのかを確認します。単に「歪んでいるかどうか」だけではなく、「日常生活のどの動きで痛みが出るのか」「朝と夜で状態は違うか」なども一緒に見ていくことで、原因の絞り込みがしやすくなります。

骨盤矯正の診断はこう進む

骨盤矯正の診断の流れを知っておくと、初めての方でも安心して相談しやすくなります。整体院や整骨院によって細かな違いはありますが、基本的なステップはどこも大きく変わりません。ここでは一般的な流れをイメージしやすいようにご紹介します。

カウンセリングと姿勢・動きのチェック

はじめに、現在の悩みや生活習慣、既往歴などをカウンセリングで確認します。そのうえで、立った姿勢や座り方、歩き方、前屈や後屈など簡単な動きをチェックし、骨盤や背骨のバランスを見ていきます。写真や鏡を使って一緒に姿勢を確認することで、自分では気づいていなかったクセを知るきっかけにもなります。

触診や可動域テストで歪み具合を確認

次に、骨盤まわりや腰、股関節、太ももなどを軽く押したり動かしたりしながら、筋肉の硬さや関節の動きやすさを確認します。左右差や、動かしにくい方向がないかなどを細かくチェックすることで、「どの部分に負担がかかっているか」「どの方向に歪みやねじれが出ているか」が見えてきます。痛みが強い箇所は力を弱めたり、別の方法で確認したりするので、不安な点はその都度伝えるようにしましょう。

診断結果と矯正プランの説明を受ける

検査が一通り終わったら、現在の骨盤の状態と症状の関係について説明があります。どの部分がどう歪んでいるのか、どのくらいのペースで通うのが望ましいか、自宅でできるストレッチや姿勢のポイントなど、今後の方針を一緒に決めていきます。ここで気になることや不安な点を質問しておくと、納得したうえで骨盤矯正をスタートしやすくなります。

セルフチェックを組み合わせて状態を把握する

通院だけに頼らず、自宅でできる簡単なセルフチェックを取り入れるのもおすすめです。例えば、鏡の前で左右の肩の高さを比べる、真上を向いて寝たときに足先の向きを見る、片脚立ちでふらつきがないか確認するなど、ちょっとした習慣で日々の変化に気づきやすくなります。気づいた変化をメモしておくと、次回の診断時に施術者へ共有でき、より細やかな骨盤矯正のプランにつながります。